この記事の8本は、編集部が実際に自費で購入し、飲んで正直にレビューしています。味の評価は編集部個人の感想です。
「安いワインって、正直おいしいの?」。渋くて飲みきれなかった経験があると、そう疑ってしまいますよね。だからこそ、編集部が実際に自費で8本を買って飲みました。値段はおよそ600〜1,800円。飲みやすかった1本もあれば、初心者にはやや手ごわいと感じた赤もありました。良かった点だけでなく、微妙だった点も、★の評価つきで正直にお伝えします。専門用語は最小限に、あなたの隣で一緒に選ぶつもりで書きました。
結論:手頃な価格でも初心者がおいしく飲める1本はある
手頃な価格(およそ600〜1,800円)でも、初心者が飲みやすいと感じる1本はありました。渋みが少なく甘さのあるタイプが特に飲みやすかったです。
結論からお伝えします。値段が手頃でも、初心者が飲みやすいと感じるワインはありました。「安い=まずい」とは限らない、というのが編集部の実感です。
理由は、飲みやすさを決めるのは値段より「渋みの少なさ」と「甘さ」だったからです。実際、600円台でも飲みやすいと感じた白がありました。
一方で、渋みが強めの赤は、初心者にはやや手ごわく感じました。値段が高いほうが必ず飲みやすい、というわけでもありません。
まずは「渋みが少なく、少し甘さがある」タイプから。これが今回の8本を飲んだ、正直な総評です。1本ずつ見ていきましょう。
レビューの見方(正直・公平のルール)
はじめに、このレビューの読み方をお伝えします。良い点だけを書くレビューにはしません。
なぜなら、微妙な点を隠したレビューは、あなたの役に立たないからです。編集部は「デメリットや向かない人」も必ず書くと決めています。
各ワインは、次の3つを★5段階(★が多いほど強い)で表します。すべて編集部が飲んだ感想です。
- 渋み:口の中がキュッとする度合い。渋み(タンニン=主に赤ワインの渋みのもと)が少ないほど、初心者は飲みやすく感じやすいです。★1=ごく弱い/★5=強い。
- 甘さ:甘みの量。★1=辛口(甘さ控えめ)/★5=しっかり甘い。
- 飲みやすさ:編集部が「無理なく飲めた」と感じた度合い。★1=人を選ぶ/★5=とても飲みやすい。
感じ方には個人差があります。数字は目安として、参考にしてください。
実飲レビュー(1本ずつ・8本)
ここが本編です。8本を1本ずつ、正直にレビューします。値段はすべて購入時点(税込)のもので、価格は変動します。(価格確認日:ローソン/成城石井は2026年8月4日、まいばすけっとは7月29日、京橋ワインは7月25日、Amazonは7月27日)
ラ・ピウマ ペコリーノ(フルーティー白・やや辛口〜中口)
- 銘柄名:ラ・ピウマ ペコリーノ ※ペコリーノは白ブドウの品種
- 購入先:ローソン(成城石井)
- 価格:1,430円(購入時点)
- 見た目・香り:レモンイエローで、さわやかな見た目。柑橘(かんきつ)を思わせる印象です。
- 渋み:★☆☆☆☆(1)/甘さ:★★★☆☆(3)/飲みやすさ:★★★☆☆(3)
- 合う料理・シーン:柑橘系の酸味とミネラル感が、魚介とよく合いました。夏の夕食や、ベランダでの軽食におすすめです。
- デメリット・向かない人:正直に言うと、香りは控えめに感じました。華やかな香りを楽しみたい人には、少し物足りないかもしれません。


G.A.シュミット ツェラー・シュワルツ・カッツ(やや甘口 白)
- 銘柄名:G.A.シュミット ツェラー・シュワルツ・カッツ ※ドイツの白ワイン(正式名は長いため通称で表記)
- 購入先:Amazon
- 価格:1,408円(購入時点)
- 見た目・香り:レモンイエロー。やさしい印象の白ワインです。
- 渋み:★☆☆☆☆(1)/甘さ:★★★★★(5)/飲みやすさ:★★★★★(5)
- 合う料理・シーン:寿司や天ぷらによく合いました。やさしい甘みと酸味が、和食の繊細な味付けと好相性です。
- デメリット・向かない人:編集部としては、特に大きな欠点は感じませんでした。ただ甘さがしっかりあるので、辛口が好きな人には甘く感じるかもしれません。


ラポサ ソーヴィニヨン・ブラン(辛口だが渋くない白)
- 銘柄名:ラポサ ソーヴィニヨン・ブラン ※ソーヴィニヨン・ブランはさわやかな白ブドウの品種
- 購入先:まいばすけっと(イオン系)
- 価格:659円(税込・購入時点。店頭の税抜表示は599円)
- 見た目・香り:レモンイエローで見た目もさわやか。グレープフルーツのような柑橘の香りがありました。
- 渋み:★☆☆☆☆(1)/甘さ:★☆☆☆☆(1)/飲みやすさ:★★★★☆(4)
- 合う料理・シーン:カルパッチョや白身魚のムニエルなど、さわやかな酸味が魚介の甘みを引き立てます。癖が少なく、乾杯用にもおすすめです。
- デメリット・向かない人:余韻は短めです。また、ステーキやデミグラスソースなど濃い味付けだと、繊細な香りが隠れてしまいました。


ワインメーカーズ・ノート・シャルドネ(ふくよか白)
- 銘柄名:ワインメーカーズ・ノート・シャルドネ ※シャルドネは白ブドウの代表的な品種
- 購入先:京橋ワイン
- 価格:1,320円(購入時点)
- 見た目・香り:ややレモンイエロー。グレープフルーツのような香りがありました。
- 渋み:★☆☆☆☆(1)/甘さ:★★★☆☆(3)/飲みやすさ:★★★★★(5)
- 合う料理・シーン:白身魚のバターソテーやエビグラタンなど、バターやクリームを使った料理によく合いました。
- デメリット・向かない人:飲みやすい反面、飲み終えた後の余韻は長く続きません。じっくり余韻を味わいたい人には、あっさり感じるかもしれません。


サンタ・ヘレナ・アルパカ ロゼ(ロゼ)
- 銘柄名:サンタ・ヘレナ・アルパカ ロゼ ※ロゼは白と赤の中間の色のワイン
- 購入先:まいばすけっと(イオン系)
- 価格:659円(税込・購入時点。店頭の税抜表示は599円)
- 見た目・香り:淡いオレンジ色。ピンクグレープフルーツのような柑橘の香りがありました。
- 渋み:★★☆☆☆(2)/甘さ:★☆☆☆☆(1)/飲みやすさ:★★★★☆(4)
- 合う料理・シーン:生ハムやカプレーゼ、エビとアボカドのサラダなどに好相性。バーベキューやピクニックにもおすすめです。
- デメリット・向かない人:香りは控えめで、味わいはシンプルです。やや単調に感じることもありました。後味に酸味が強く残るので、すっぱいのが苦手な人には向かないかもしれません。


アストラーダ・ピノ・ノワール(軽い赤)
- 銘柄名:アストラーダ・ピノ・ノワール・カサブランカ・ヴァレー ※ピノ・ノワールは渋みが軽めとされる赤ブドウの品種
- 購入先:京橋ワイン
- 価格:1,815円(購入時点)
- 見た目・香り:ルビーのような淡い赤。ラズベリーのような甘酸っぱい香りがありました。
- 渋み:★★★☆☆(3)/甘さ:★★★☆☆(3)/飲みやすさ:★★★★★(5)
- 合う料理・シーン:ローストチキンや鴨のロースト、キノコのリゾットに好相性。記念日デートやホームパーティーにもおすすめです。
- デメリット・向かない人:軽めなので、しっかりした飲みごたえを求める人には物足りないかもしれません。


イエローテイル カベルネ・ソーヴィニヨン(しっかりめの赤)
- 銘柄名:イエローテイル カベルネ・ソーヴィニヨン ※カベルネ・ソーヴィニヨンはしっかりした味わいの代表的な赤ブドウの品種
- 購入先:Amazon
- 価格:1,284円(購入時点)
- 見た目・香り:カシスのような、濃い果実の香りがありました。
- 渋み:★★★★☆(4)/甘さ:★★★★☆(4)/飲みやすさ:★★★★☆(4)
- 合う料理・シーン:ステーキやハンバーグなど、肉の旨みにも負けない力強さがあります。少し贅沢な食卓にどうぞ。
- デメリット・向かない人:正直にお伝えすると、渋みは★4としっかりめです。渋いのが苦手な人には、最初の1本としては手ごわいかもしれません。赤に少し慣れてから挑戦するのがおすすめです。

パスクア ランブルスコ・デッレミリア(甘口スパークリング)
- 銘柄名:パスクア ランブルスコ・デッレミリア ※ランブルスコはイタリアの微発泡(弱い泡)・赤系のワイン
- 購入先:ローソン(成城石井)
- 価格:1,164円(購入時点)
- 見た目・香り:淡い赤色。ベリー系の甘い香りがありました。
- 渋み:★★☆☆☆(2)/甘さ:★★★★★(5・ラベル上は「やや甘口」表示)/飲みやすさ:★★★★★(5)
- 合う料理・シーン:生ハムやマルゲリータなど、塩気のある料理に甘みと炭酸がよく合いました。
- デメリット・向かない人:甘くて飲みやすい反面、ジュースっぽいと感じることもありました。本格的な辛口を求める人には物足りないかもしれません。


飲み比べ早見表(全8本)
8本を1つの表にまとめました。★が多いほど、その要素が強いという意味です(渋みは★1〜4、甘さ・飲みやすさは★1〜5でつけています。価格は購入時点・税込・変動あり)。
| # | 銘柄 | タイプ | 渋み | 甘さ | 飲みやすさ | 価格(税込・購入時点) | 購入先 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ラ・ピウマ ペコリーノ | フルーティー白(やや辛口〜中口) | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | 1,430円 | ローソン(成城石井) |
| 2 | ツェラー・シュワルツ・カッツ | やや甘口 白 | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | 1,408円 | Amazon |
| 3 | ラポサ ソーヴィニヨン・ブラン | 辛口 白 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | 659円(税込) | まいばすけっと |
| 4 | ワインメーカーズ・ノート・シャルドネ | ふくよか白 | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 1,320円 | 京橋ワイン |
| 5 | サンタ・ヘレナ・アルパカ ロゼ | ロゼ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | 659円(税込) | まいばすけっと |
| 6 | アストラーダ・ピノ・ノワール | 軽い赤 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 1,815円 | 京橋ワイン |
| 7 | イエローテイル カベルネ・ソーヴィニヨン | しっかりめの赤 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 1,284円 | Amazon |
| 8 | パスクア ランブルスコ・デッレミリア | 甘口スパークリング | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | 1,164円 | ローソン(成城石井) |
こうして並べると、渋みが少なく甘さのあるワインほど、飲みやすさの★が多い傾向が見えました。
「1本ずつ選ぶより、いくつか試して比べたい」。そう感じたあなたには、複数本が入ったセットも便利です。
[内部リンク:記事⑤へ(ワインセット おすすめ 初心者|数本で試せるセットの選び方)]
どこで買える?1本 or セットの選び方
今回の8本は、身近なお店とネットの両方で買えました。特別なお店に行かなくても手に入ります。
というのも、購入先はスーパー(まいばすけっと)、コンビニ(ローソン/成城石井)、Amazon、ネット専門店(京橋ワイン)とさまざまだったからです(取り扱いは店舗・時期で変わります)。
たとえば、まいばすけっとでは600円台(税込)の白やロゼが買えました。近所で1本だけ試したいなら、スーパーやコンビニが手軽です。種類を選びたいなら、ネット通販が便利でした。
ただ、「1本で外すのが怖い」という気持ちもよくわかります。そんなときは、複数本を試せるセットという方法もあります。無理におすすめはしませんが、選択肢として知っておくと安心です。
[内部リンク:記事⑤へ(初心者向けワインセット|数本で試せるセットの選び方)]
安いワインで失敗しないコツ
今回8本を飲んで見えた、初心者が失敗しにくいコツをお伝えします。実際に飲んだからこそ言えることです。
コツは、値段ではなく「渋みと甘さ」で選ぶことです。今回、600円台でも初心者向けに十分飲みやすい白がありました。逆に、渋みの強い赤は値段に関係なく手ごわく感じました。
具体的には、次の3点を目安にしてください。
- 迷ったら白かロゼ:今回も渋みが少なく、飲みやすい★が多めでした。
- 甘さが少しあると飲みやすい:甘さ★3以上は、初心者でも無理なく飲めました。
- 渋み★4以上の赤は慣れてから:最初の1本には、少し手ごわいと感じました。
選び方の基本をもっと知りたいなら、基準をまとめた記事があります。飲みやすい銘柄のタイプ別の一覧も、別記事で紹介しています。
[内部リンク:記事①へ(最初の1本の選び方)]/[内部リンク:記事②へ(飲みやすいワインの銘柄リスト)]
よくある質問Q&A
手頃な価格のワインについて、よく寄せられる質問に答えます。
1000円前後と2000円台は何が違う?
一概には言えませんが、今回の実感では「値段=飲みやすさ」ではありませんでした。600円台でも飲みやすい白があり、1,815円の赤も飲みやすかったです。値段より、渋みと甘さの好みで選ぶほうが失敗しにくいと考えます。
開けて余ったらどうすればいい?
栓をして冷蔵庫で保存し、数日以内を目安に楽しむのがおすすめです。ただし種類や保存状態で変わります。道具なしでできる保存方法や、飲みきれないときの工夫は、専用の記事でくわしく紹介しています。
[内部リンク:記事⑦へ(開封後の保存方法)]
安いワインは体に悪い?
値段の安さと体への良し悪しは、直接は関係しません。大切なのは種類より「飲む量」です。お酒は適量を守って楽しんでください。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
まとめ
今回8本を実際に飲んで、手頃な価格でも初心者が飲みやすい1本はある、とわかりました。カギは値段ではなく「渋みが少なく、甘さが少しある」こと。600円台でも、飲みやすい白はありました。
一方で、渋み★4のしっかりした赤は、最初の1本には手ごわいと正直に感じました。まずは飲みやすいタイプから、あなたのペースで慣れていけば大丈夫です。
- 選び方の基準を知りたいなら → [内部リンク:記事①へ(最初の1本の選び方)]
- タイプ別の飲みやすい銘柄を知りたいなら → [内部リンク:記事②へ(飲みやすいワインの銘柄リスト)]
- 何本か試して比べたいなら → [内部リンク:記事⑤へ(初心者向けワインセット)]
あなたにとっての「おいしい1本」が、この8本の中から見つかりますように。
